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2003-09-10 [J] [長年日記]

_ [日置正] 僕の夏休み(2)

富士宮市に潜入し、焼きそば屋の探索をはじめるため、

先ずは行動拠点となりえる、駐車場のあるランドマークを探した。

最近のAEONグループの躍進は目覚しく、富士宮市にも

巨大駐車場を有する24時間営業のジャスコが存在。

早速車をとめ、現在地と目的地の位置関係を確認する。

_ 向かうは駄菓子屋系焼きそば店「渡辺商店」ジャスコから車で5分程度の距離である。

_ ジャスコにて購入した「富士宮やきそば公式ガイドブック」の地図を元に

注意深く「渡辺商店」を探す。

一発で見つかった!うれしい事に駐車場があるじゃないか!

しかし、それは、「店」ではなく「家」である。

店舗前に立てられた「やきそばノボリ」がなければ確実に通り過ぎていただろう。

_ 外からでは、営業中か休憩中か判断がつかない。

店の前に近づくと、懐かしい駄菓子陳列が目に入った。

間違えなく「駄菓子屋」である。

駄菓子屋店舗の脇奥を覗くと大きな「鉄板」が見えた。

意を決して店舗内に足を踏み入れた。

_ やきそば店舗内を見渡すと、中央に置かれた畳半畳ほどの鉄板テーブルの

ほか、テーブル席が3つある。

鉄板テーブルには、店主に違いないオバァが鎮座し、

テーブル席2つには、多分地元の常連客と思われる老夫婦と、

スタッフと思われる中年女性が近い席にすわり、

ラベルの剥がれた500mlペットボトルに入れられた「青汁」と思われる

緑色の液体を飲みながら談笑していた。

_ 休憩中か?と思い数秒戸惑っていたところ、

「こっち涼しいよ!」と奥の席へ案内してくれた。

テーブルはカツテ「アルカノイド」がプレーできたであろうゲームテーブル

である。

_ ここに来て、もう一度戸惑った・・・

メニューが無い!

この店には何があるんだ?値段はいくらだ?

_ 消えているゲームテーブルの画面を見つめ、思い悩んでいると、

店主のオバァが水を持ちながら近づいてきた。(緑色の液体ではない。)

_ 「焼きそばでいいの?」

「はい、2つ」即答した。

「なにか入れる?」

「???何が入れられるんですか???」

「イカとか豚とか」

「じゃあ、イカと豚ひとつずつ」

「はい」

_ 何とか、注文に成功した。

オバァの作る焼きそばの味やいかに??

_ 次号に続く

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